SUSTAINABILITY サステナビリティについて

基本方針

株式会社日本シューターは、村田機械グループの一員として、事業活動を通じた社会課題の解決と、持続可能な社会の実現に取り組んでいます。
当社は、70 年以上の歴史と4,500 件以上の導入実績を誇る医療・物流分野のパイオニアとして、社会インフラを支える役割を担ってきました。昨今の人手不足やDX 推進といった社会課題に対しても、現場の声を捉えた最新技術の導入と、ステークホルダーとの「対話と共創」により、柔軟かつ効率的なソリューションを提供しています。安全・品質の確保を最優先に、環境負荷の低減や従業員への配慮を含めた総合的な視点からサステナビリティを追求し、社会と共に成長してまいります。

  • 価値あるソリューションの提供

    現場の声を原点に、安全・効率的で付加価値の高い製品・サービスを追求し続けます。

  • 安心と活力ある職場づくり

    従業員の安全と健康を最優先に守り、変化に柔軟に対応できる職場環境を整えます。

  • 地球環境への貢献

    持続可能な社会の実現に向け、あらゆる事業活動において環境負荷の低減に努めます。

  • 誠実な企業倫理の徹底

    法令や社会規範を遵守し、高い倫理観を持って公正な事業活動を行います。

  • 対話と共創による共成長

    お客様、取引先様、地域社会との対話を深め、共に新たな価値を創出しながら歩みます。

事業を通じた社会貢献

現場の従業員や医療従事者が、より安全かつ快適に働ける業務環境づくりを支援することは、当社の重要な使命です。この使命を果たすため、医療機関や物流現場へ最適な搬送システム・関連設備を提供し、業務効率化や作業負担の軽減を実現しています。
また、現場ニーズに寄り添った柔軟なサービスを通じて、命の現場を守る「医療物流インフラ」の安定的な運用を支え、持続可能な社会の発展に貢献しています。

人・働き方への配慮

従業員一人ひとりが心身ともに健やかに、安心して挑戦できる環境を整えることは、当社の持続可能な成長に欠かせない基盤です。法令遵守を徹底した安全な職場づくりをベースに、従業員との「対話」を重んじ、自律的なキャリア形成を支える人材育成プログラムや、専門性を高めるスキルアップの機会を積極的に提供しています。

多様な働き方の実現

多様な働き方の実現に向けて、フレックスタイム制度やテレワーク制度、産前産後・育児休業制度、時短勤務制度などを整備しており、テレワークの活用率は43%(※)となっています。
また、ワークライフバランスの向上を目的として、水曜日のノー残業デーの実施等に取り組んでおり、平均残業時間は20.9 時間、有給休暇取得率は65%となっています。さらに、女性の育児休業取得率および復職率はいずれも100%を維持しており、これらの取り組みにより離職率は6.6%と低水準を維持しています。

※ 数値はいずれも2025 年3 月期

従業員の健康

私たちは、従業員が心身ともに健やかに「革新」へ向けて安心して挑戦できる環境こそが、すべての基盤であると考えています。日々の健康保持・増進に向け、特定保健指導の徹底やストレスチェックによるメンタルヘルスケア(高ストレス者への面談案内)、定期的な健康情報の発信などを通じて、安心・安全な職場環境を支えています。
今後も、これらの取り組みを継続・強化し、従業員の活躍と企業の持続的成長の両立を目指してまいります。

安全衛生の取り組み

当社は、すべての従業員が安心して実力を発揮できる「場」として、安全・安心な職場環境の徹底的な確保に取り組んでいます。日々の業務における安全意識の啓発と労働災害の防止に向け、計画的かつ具体的な対策を継続して推進してまいります。

安全教育と訓練の徹底

日常業務における安全確保に向けて、当社では雇入時の安全教育をはじめ、毎月の「ドライバーズミーティング」を通じて、事故防止に関する注意喚起や情報共有を継続的に行っています。
また、全従業員を対象とした年1 回の「安全衛生徹底大会」や、年2 回の「緊急事態対応訓練」を実施することで、有事における対応力の強化と安全意識の定着を図っています。さらに、毎年の「交通安全講習会」により、業務外も含めた安全意識の向上にも注力しています。
これらの多角的な取り組みを通じて、事故や災害の未然防止と強固な安全文化の醸成を推進しています。今後も、安全衛生管理体制のさらなる強化を図り、従業員が安心して働ける職場環境の維持・向上に努めてまいります。

環境への取り組み

当社は、医療廃棄物処理に関わる事業を長年にわたり展開してきた企業として、持続可能な社会の実現に向けた環境負荷の低減を重要な社会的責任と捉えています。
その一環として、国際的な環境マネジメントシステム規格である「ISO14001」の認証を取得し(※)、全社を挙げた環境管理体制の運用と、業務プロセスにおける継続的な環境負荷低減を推進しています。

※ 認証範囲:医療廃棄物の収集・運搬

事業活動における環境負荷低減

事業活動における環境負荷の低減に向けて、当社は「エコオフィス活動」を推進しています。本社および大阪事業所において照明のLED 化や再生可能エネルギーの導入などを積極的に進め、電気や各種資源の消費量削減に努めています。
また、CO2 排出量の削減に向けた取り組みの一環として、環境配慮型車両の計画的な導入を進めています。2030 年度までに累計20 台の車両を低公害車や排ガス抑制車へ入れ替えることを目標に掲げ、2025 年度時点で11 台の更新を完了しました。
さらに、物流プロセスの見直しによる環境負荷低減にも取り組んでいます。廃棄物の収集運搬工程における運行ルートの最適化や、ドライバーへのエコドライブ教育を徹底することで、輸送時に発生する排気ガス(CO2、NOx 等)の削減に努めています。

製品・サービスを通じた環境への貢献

脱炭素に向けた製品・サービス開発において、当社の特徴的な取り組みの一つが、日本で初めて開発・実用化した容器循環型感染性廃棄物処理「サイクルペールシステム」です。
従来の感染性廃棄物処理では、プラスチック製の使い捨て容器ごと焼却処分することが一般的であり、大量のプラスチックごみの排出と、焼却時に発生するCO2 が大きな課題となっていました。当社はこの課題に対し、長年培った医療・物流分野の技術力を活かした先進的なソリューションで応えています。
「サイクルペール容器」は、特殊素材の採用により優れた耐久性を持ち、針貫通試験や落下試験等において安全認証基準以上の強度を実現しています。確かな安全性を前提としながら、使用済み容器を専用工場で厳格に滅菌・洗浄し、100 回以上繰り返し使用できる仕組みを構築。医療機関から排出されるプラスチック廃棄物の大幅な削減に貢献しています。
同時に、容器のライフサイクル全体におけるCO2 排出量を抑えるため、従来の「製造しては焼却する」という使い捨てのプロセスを根本から見直しました。この運用革新により、従来の使い捨て容器と比較して、地球環境への負荷を大幅に低減しています。

CO2 排出量削減計画:村田機械グループ SBT 1.5℃目標に準拠した脱炭素ロードマップ

環境負荷低減に向けたグローバルな取り組みにおいても、グループ一体となった活動を加速させています。村田機械グループでは現在、「SBT 1.5℃目標」の認証取得に向けた体制構築を進めています。その重要な情報基盤整備の一環として、クラウドサービス等を活用したグループ各社からのエネルギー利用状況の可視化・情報収集が進められています。日本シューターとしてもこの方針の下、足並みを合わせ、密に連携したデータ収集と環境活動を展開しています。

  • 基本方針

    当社は、親会社である村田機械株式会社を中心としたグループ全体で、SBT(Science Based Targets:サイエンス・ベースド・ターゲッツ)イニシアチブが定める「1.5℃水準」に準拠した目標設定および認定取得に向けた体制構築を進めております。本事業の運用においても、同基準のロードマップに沿って計画的に脱炭素化を推進します。

  • 削減目標(定量目標)

    グループ共通で策定中のSBT(1.5℃水準)基準策定方針に基づき、当社を含むグループ全体のCO2 排出量目標を以下の通り設定し、削減に取り組みます。

    • 基準年(2025 年度):

      • 算定中(算定対象:村田機械グループ各社(国内外)。株式会社 日本シューター、日本シューターサービス株式会社を含む。)
    • 2035 年度目標:

      • 基準年比 42% 削減(※注)
      ※注:

      本目標は、グループとして目指すSBT「1.5℃目標」の標準的削減要件(年間約4.2%以上の絶対量削減×10 年間 = 約42%)をベースに試算した目標値です。現在は基準年(2025 年度)排出量の詳細算定およびグループ詳細計画の策定段階にあるため、今後の親会社のSBT 認定手続きの進展、および算定結果の確定に伴い、数値を精査・更新する場合があります。

  • 主な取り組み内容(予定を含む)

    • 現状把握・詳細化(直近1〜2 年):

      グループ共通の算定ツール等を活用した排出量の可視化および詳細な施策ロードマップの策定。

    • Scope 1(直接排出)

      • 車両由来の排出削減: 配送用車両等のハイブリッド・EV 化および排ガス抑制車への計画的な入れ替え推進(2026 年度において排ガス抑制車2 台への更新を計画中)。
      • 拠点の効率化: 各拠点におけるエネルギー使用量の可視化と効率的な運用への最適化。
    • Scope 2(間接排出)

      • 再エネ電力の導入: グループ全体のエネルギー調達の考え方に沿った、再生可能エネルギー由来電力の導入検討および順次切り替え。
      • 省エネ活動の徹底: 事務所・拠点における照明のLED 化および設備運用の見直し。
    • Scope 3(その他の排出)

      • 省資源・循環型サービスの推進: 循環型製品・サービス(リユース品「サイクルぺール」等)の継続供給・受注促進を通じた、製品ライフサイクル全体における資源利用量削減およびCO2 排出抑制の取り組み。
      • サプライチェーンの脱炭素化: その他主要な排出源(ホットスポット)の特定、ならびにグループにおけるサプライヤ行動指針等に基づくサプライチェーン全体での脱炭素化推進。
  • 進捗管理体制

    親会社サステナビリティ委員会環境分科会および当社ISO14001 管理部門において、年1 回の排出量算定および進捗モニタリングを実施します。

コンプライアンス・倫理の取り組み

当社が展開する医療・物流分野の事業は、社会の安全や人の命と地続きにあります。この極めて重い責任を果たすため、当社は法令遵守の徹底と高い倫理観の育成をすべての事業活動の最優先事項と位置づけています。繰り返しの教育活動を通じて従業員一人ひとりの意識を高め、医療の現場を支える企業にふさわしい、誠実で健全な企業経営を実践します。

従業員への教育

当社では、全従業員を対象としたコンプライアンスおよび情報セキュリティ研修を定期的に開催し、個人情報管理の徹底に向けた教育を継続しています。さらに、毎月の社内通信を通じた情報発信により、日常的な意識のアップデートと定着を図っています。
これらは入社時の初期教育から一貫して実施されており、業務開始前から適切な知識と実践力を身につける体制を確立しています。お客様や社会からの揺るぎない信頼に応えるため、一人ひとりが高い倫理観と未然予防の意識を持って業務に臨める環境を構築しています。

相談窓口の設置

匿名で相談可能なハラスメント相談窓口を設置し、従業員が安心して声を上げられる体制を整備しています。これにより、不正やハラスメントの未然防止および早期対応を推進しています。
また、村田機械グループでは、コンプライアンス全般に関する通報・相談を受け付けるコンプライアンス通報窓口を設置しています。従業員やステークホルダーの皆さまが安心して情報提供や救済の要求ができるよう、守秘義務・匿名性を徹底し、報復行為を禁止するとともに、通報者が不利益になる扱いを受けない体制を整えています。
今後も、コンプライアンス意識のさらなる向上と体制強化を図り、社会から信頼される企業であり続けることを目指してまいります。

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