自衛隊中央病院さま

高度医療対応を支える大型搬送システム&気送管システム
自衛隊中央病院さまは、陸上・海上・航空の3自衛隊共同機関としての総合病院です。自衛隊の最終後送病院として高度医療への対応、医官・看護官等の医療従事者への教育の中核、感染症予防をはじめとする臨床医学的研究の中枢機関および大規模災害時等の医療活動の拠点としての役割を担います。

特に、平成21年4月にオープンした新病院棟は、NBC対処や新型インフルエンザ対策にも対応できる除染設備、無菌室および熱傷浴室を完備しており、地下鉄サリン事件のような化学剤を使ったテロへの対応もできる最新設備です。

また災害時の防災活動拠点として、阪神・淡路大震災級の地震に対しても強度を保つ免震構造を採用し、緊急輸送のためのヘリポートや、水・燃料などを備蓄する能力を一週間分有しています。

なお自衛隊中央病院さまは、自衛隊隊員のみならず、一般の方も受診できる医療機関です。
病院内物流の合理化
高度医療を実現する最新の医療設備として、自衛隊中央病院さまの新病院棟は、徹底した病院内の物流業務合理化が図られています。

その中核をなすのが、電子カルテ(医療情報システム)と日本シューター製の大型搬送システム及び気送管システムです。

例えば、医師が電子カルテにオーダーすると、オーダーに連動した注射薬自動払出システムによって必要な医薬品が自動的に払い出され、それを大型搬送システムで搬送することにより、直ちに治療を開始することができます。

日本シューターの大型搬送システム及び気送管システムを採用することで、自衛隊中央病院さまでは従来多大な人手を要していた病院内の物流業務を大幅に省力化することに成功されました。
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大型搬送システム構成図
(画像をクリックすると大きく表示されます)
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気送管システム構成図
(画像をクリックすると大きく表示されます)
搬送システム導入のメリット
自衛隊中央病院さまの新病院棟では、薬局から病棟ナースステーション内まで、大型搬送システム及び気送管システムによって直接薬剤が運ばれます。

搬送システムは、患者さまの通路とは完全に遮断された動線で、病院内業務の合理化・省力化はもちろん、薬剤の紛失や患者さま情報流出の防止にも貢献しています。

1. セキュリティーレベルの向上
気送管や専用カートを使用し、薬局からナースステーションに直接搬送するため、看護師が多忙でも薬剤の受け取りに手間取るなどの心配がありません。
このため搬送途中の医薬品紛失や患者さま情報の流出の恐れが回避されています。
また洗濯場、中材の滅菌器材も安全・確実に搬送するため、衛生面でも有効です。
2. 看護師・薬剤師が本来業務に集中できます
自動搬送のため、薬局の薬剤師が病棟に配達に行ったり、看護師が対面して受け取る必要がありません。
また医療消耗品や減菌器材、リネンやシーツなどの搬送も自動搬送されるため、病棟看護師が、薬局や中央材料室、衛生材倉庫や洗濯工場にまで取りに行く必要がありません。
看護師の付帯業務を大幅に軽減するため、患者さまをケアする本来の業務に集中できます。
3. スペースの有効活用
定時自動搬送できるため、薬局内に滞留スペースが必要がありません。スペース不足で廊下に薬剤カートを並べたりする心配もありません。
薬剤の機械搬送 必要な医薬品は、薬局内から各ナースステーション搬送口まで、1日3回、機械搬送されます。 臨時処方は、気送管システムを利用してオンデマンドで搬送されます。
注射薬自動払出システム 患者さまを診察した医師が、医療情報システム(電子カルテ)で薬剤をオーダーすることで、投薬注射薬自動払出システムが連動し、ピッキングシステム・搬送システムによって半自動的に必要な注射薬が取り揃えられます。

 「注射薬自動払出システム」(パナソニック四国エレクトロニクス株式会社ウエブサイト)詳細へ

ナースステーション奥の作業エリアには、薬局から医薬品を患者さまごとにセットしたワゴン、衛生材料庫から医療消耗品を載せたワゴン、中央材料室でセットされた滅菌器材を送受するワゴン、洗濯工場からシーツ類を送受するワゴンが置かれています。
自衛隊中央病院
[ ナースステーション搬送口付近 ]
自衛隊中央病院
[ ナースステーション内点滴スタンド ]
自衛隊中央病院
[ 定数管理されたワゴン内のトレイ ]
自衛隊中央病院
[ 上開きで洗濯物を投げ込むリネン用ワゴン ]

搬送システムを導入する以前は、病棟看護師が物品別に薬局、中央材料室、衛生材倉庫、洗濯工場に、それぞれ台車を押して取りに行かなければなりませんでした。

搬送システムを導入した現在では、使用済滅菌器材は一次洗浄することなくワゴンに入れるだけ。ワゴンは中央材料室へと送られ、洗浄・滅菌・セット組されて病棟へと戻ります。使用済シーツも、同様に洗濯されて病棟へと戻されます。
医薬品は、医師が電子力ルテにオーダーすることで、薬局から搬送システムによって送られてきます。

ディスポーザーの医療用消耗品も、棚の定数票から不足分を気送管で請求すると送られてきます。これらの医薬品や医療用消耗品は、緊急時には気送管で送られます。

自衛隊中央病院さま新病院棟は、日本シューターの機械搬送システム導入により、患者さま通路を経由せずに物品を搬送することを可能にしているのです。
自衛隊中央病院さま新病院棟 概要
所在地 東京都世田谷区池尻1-2-24
開院 平成21年4月3日
設計 山下設計
施工 大成建設株式会社JV
建築規模 地下3楷・地上10階
建築面積> 8,300平方メートル
延床面積 68,000平方メートル
診療科 17科、内科、精神科、神経科、呼吸器科、小児科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、歯科、麻酔科
搬送設備 大型搬送システム、気送管システム
搬送機器 ステーション数 搬送物
NSウルトランナー130 20 薬剤、滅菌器材、リネン、医療用消耗品
NSエアーシューター 26 薬剤、医療用消耗品、伝票、検体
お問い合わせ
こちらのお問合せフォーム、又は搬送営業部までお願い致します。


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