日本で初めての容器循環型感染性廃棄物処理システム「サイクルペールシステム」の販売を開始

 この度、繰り返し使用できる耐熱性と強度を備えた感染性廃棄物収納容器「サイクルペール」を
日本で初めて開発しました。このサイクルペールとサイクルペールで回収した感染性廃棄物を処分
場に設置した機械で自動的に取り出して処分し、サイクルペールを滅菌・再利用する「サイクルペ
ールシステム」の販売活動を2017年11月より本格的に開始しました。

 感染性廃棄物とは、医療行為上発生する、使用済みの注射針や血液の付着した脱脂綿等、感染症
を引き起こす可能性のある廃棄物のことを指します。従来、感染性廃棄物の収納容器は、注射針な
どの鋭利物はプラスチック容器、その他の血液付着物はビニール袋を内蔵した段ボール容器に収納
され、そのまま焼却や溶融などの方法で処分されてきました。しかし容器そのものも廃棄物となる
ため、処分コストが余計にかかり、環境への負荷も問題となります。また最近では、コスト削減の
ため脆弱なプラスチック容器や廉価な段ボール容器が使用されるケースが増え、容器の破損や注射
針が貫通する等の事故が起こっています。さらに、分別間違いによる、段ボール容器からの針刺し
事故も度々報告されています。

 サイクルペールは、これらの問題を解決するため、高圧蒸気滅菌(121℃ 20分)に堪え、現状
の容器の2倍以上の強度をもつよう開発されました。通常サイズの容器(50 ℓ)で、100回以上
繰り返し使用することが可能です。容器に使用されるプラスチック材料の開発には、帝人株式会社
、岐阜プラスチック工業株式会社の協力を得ています。

 サイクルペールを利用した容器循環型感染性廃棄物処理システム「サイクルペールシス テム」に
ついて、2017年4月、廃棄物処理で業務提携する株式会社メディカルパワー(神奈川県横浜市 代
表取締役社長:岩澤敏治)にサイクルペール滅菌用の専用機器を設置し、横浜市より許認可を取得、
共同運用を行っています。密閉建屋内に設置したアームロボットが全自動で容器の中から廃棄物を
取り出し、高圧蒸気滅菌装置、洗浄機を経て再利用されます。容器の蓋が閉まった状
態で投入口にセットするだけで滅菌工程まで全自動で運転される方式で、作業員の安全性も担保さ
れています。
 すでに、一般財団法人神奈川県警友会 けいゆう病院(神奈川県横浜市 会長:黒岩裕治)で試
運用を開始しており、来春より本格稼働を行う予定です。(最大能力1600個/日)

 サイクルペールシステムは、容器コストや環境負荷の低減だけでなく、容器の安全性向上に寄与
するシステムで、全国の感染性廃棄物処分場へ拡販していく予定です。それと同時に、全国の病院
に向けて、従来のプラスチック容器に代わる感染性廃棄物収納容器としてサイクルペールの拡販を
進めます。また将来的には、多品種の容器開発や自動化運転でコストダウンを図り、段ボール等を
使用せず全てサイクルペールで運用する「分別不要」を目標としており、さらなる安全性の向上を
目指します。

<本件についての問い合わせ先>
株式会社日本シューター 第一営業統括部 第二営業部(担当:児玉)
TEL:03-3518-8670
■ 記事:
日本で初めての容器循環型感染性廃棄物処理システム 「サイクルペールシステム」の
販売を開始 (PDF 756 KB)

■ WEBリリース:
PR TIMES:株式会社日本シューター(2017年11月15日)


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